会社の人間関係で悩まないように・・パート2
2021/04/27
会社の人間関係で悩まないように・・パート2
前回の続きですね・・・
なぜ、そういうことをしてしまうのか。理由の一つは
もし相手と仲良くなれば、自分への攻撃がなくなるのではないかと淡い期待を抱いてしまうこと。
もう一つは相手を拒否したり、嫌ったりすることがいけないということが考えの根っこにあることです。
もともと僕たちは、小さい頃から人を差別してはいけない、人の好き嫌いはなくせ、人と仲良くしなさい、
と言われて育ってきているので、人に対して嫌な思いを持つことや拒否することはダメという思考回路になってしまっています
しかし、それは自分の「嫌い」という気持ちにふたをし続けているだけですから、自分の中に負のエネルギーはたまる一方です。
結局、いつかどこかで爆発してしまうでしょう。それが本人の前なのか、ひょっとしたら家で自分のパートナーや子どもの前かもしれません。
爆発まではいかなくても、イライラしたり、怒りやすくなったり、何かしら弊害が出てしまうので、
そういう方法で自分の変えるのは、絶対にやってはいけないことなのです。
自分の気持ちを抑え込みやすい人は、もともと自信がない、自己肯定感が低いといった特徴があります。
でも人が人を嫌いになることは、全く悪いことではありません。嫌いなものは嫌いで、それ以上でもそれ以下でもない。
相手が嫌いなら嫌いと認めて、変な加工はしないことが大切です。
そのうえで、物理的にも心理的にも距離をとりましょう。
物理的な距離をとるには、とにかく「近づかない」。心理的な距離は、自分が鳥になったつもりで空から、その人と自分との関係を見る「メタ認知」がおすすめ。メタ認知を行うと、相手のことがちっぽけな存在に見えて、何を言われても受け流すことができるようになります。
何もしない時間を持とう-------------------------------------------------------------------------------
とはいえ職場の人間関係は、すぐに変わるものではありませんから、自分なりの乗り越え方を知っておくことが大切です。
それは自分の価値観で「幸せだな」という時間をなるべく多く持つこと。もちろん仕事以外のプライベートでもOKです。
幸せだなと思えることを生活の中でどんどん足す。加点方式で幸せポイントを増やして、会社がいやだ、行きたくないという濃度を薄めていくしかありません。
脳が幸せと感じるポイントは、次の3つです。
①ワクワク楽しんでいるとき
仕事でも趣味でもワクワク楽しんでいると自分が感じていると、脳が幸せを感じます。
②自分の存在が認められているとき
自分が認められている、そのままでいいんだ、と承認欲求や存在欲求が満たせていると、誰もが幸せを感じます。
③リラックスしているとき
寝る瞬間やペットと遊んでいるときなど、穏やかにリラックスして過ごしているときは幸せを感じます。
いちばん手軽なのは③。睡眠時間をたっぷりとったり、何もしない時間を過ごしたりといったことは、手軽に幸せになれるおすすめの方法です。
ぜひ積極的に取り入れていきましょう。
①や②については、趣味のサークルや資格の学校など、仕事とは別のコミュニティで居場所をつくると、満たされるでしょうね。
この3つのどれかで自分の幸せポイントを加算していけば、嫌な人間関係も相対的に気にならなくなり、
会社に行きたくないという気持ちも少しずつ薄れていくはずです。
産業医・精神科医の井上先生のコメントから・・・・でした。今日の画像、
リラックスしているような・・・大根です。またクスッ・・と笑えるといいですね。