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2021/01/21
時田先生の本から
湘南、茅ヶ崎のシャインオブスペースです。
今日は、・・また参考になるかもしれないので、書きますね。
ちぐはぐな特性は「かくれ繊細さん」の可能性が…--------------------------------------------------------------------
元気なのに繊細。大胆なのに傷つきやすい。
外交的でテンションが高いのに、小さな発言でクヨクヨ一人反省会。一人になるとどっと疲れて表情がなくなる。
自虐ネタで笑いをとりにいくも、いじられすぎると傷つく。さまざまな会合をその場のノリで「おもしろそう!」と企画はするのに、
近づいてくると「自分は仕切りに向いていない」と自信がどんどん小さくなって逃げたくなる。
アイデアマンでのめり込んだらやめられない。なのに、目標達成まであと一歩のところでやめてしまう。完璧主義なのに極めない。
やったことないことへの好奇心はめちゃくちゃ強い。一回やったことには興味が薄れる。あれこれ興味が広がりすぎて同時発進してしまい、収拾つかなくなる。
年に何回か、周囲に気づかれないように自分の世界に閉じこもる。誰にも話しかけてもらいたくないし、誰にも見せられない状態になる。
きっと誰も、いつも明るくておおらかで生き生きとしている自分に、こんな裏の姿があるなんて想像もしないに違いない。
結論のない話につきあうのが苦手で、早く帰りたいと思っている。でもその場を楽しんでいないと見破られるのは悪いので、頑張って合わせたフリをする。
ひとりになると「はぁぁ」と大きなため息をつきたくなる。\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
どうですか? 上記のような特性が、ご自身に思い当たるとしたら、あなたは「かくれ繊細さん」かもしれません。
繊細で感受性が強く、傷付きやすい人を指すHSP(Highly Sensitive Person)という概念が、最近広く知られつつあります。そのきっかけのひとつが、カウンセラーの武田友紀さんの著書『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(飛鳥新社)です。武田さんはHSPを「繊細さん」と呼んでいます。
「外交的なのに家では一人反省会」という極端でちぐはぐな特性を併せ持つ人は、「かくれ繊細さん」(HSS型HSP)と呼ぶことができます。
HSPである「繊細さん」は、生まれながらの感度の高いアンテナを持っていて、人が気づかないこと(場の変化や雰囲気や人の気持ち)によく気づき、たくさんのことを感じ取ります。とても豊かな感性を持ち、人の気持ちを思いやる優しさがあり、
予測から行動までの思慮が深く慎重であるという生まれながらの特性を持ち合わせています。
その一方で、ささいな刺激を受けがちで、気持ちが圧倒されやすく、オロオロしたり、固まったり、頭が真っ白になったり、異常に緊張したりで、疲れやすいと感じています。傷つきやすく、不安になりがちで、ストレスを強く感じます。
一方、HSS(High Sensation Seeking=刺激探求型)型HSPである「かくれ繊細さん」は、繊細で敏感で感受性の強さを持ちつつも、それと一見相いれない「好奇心旺盛さ」「刺激を欲しがる」という衝動性特性を一個体の中に同時に持ち合わせています。
「静」と「動」、「ブレーキ」と「アクセル」が共存しているのです。こうした「かくれ繊細さん」は、人口の6%ほど存在していると言われています。
自分の「二面性」に罪悪感を持ってしまう-----------------------------------------------------------------
「かくれ繊細さん」は、新たな出来事や情報を求めています。これは刺激を欲するHSSの特性です。
新しいことを知りたくてたまらないので、情報を収集するために検索したり、調べたり、外に出て人と関わります。
そうした新たな情報を求めて外に出ると、そこでさまざまな人に出会い、そこで起こる出来事に簡単に傷つき、打たれてフリーズしたり、真っ白になったり、
オドオドした弱い自分が顔を出します(繊細で感受性が強く、刺激に圧倒されやすいHSP特性による)。
傷ついているので、本心では外にいたくなくなりますが、刺激を欲する特性ゆえにコミュニケーションスキルはある程度磨かれており、
内面がどうであれ人目のあるところではそれを表面化することなく淡々とひょうひょうとした自分を演じ切ることができる現状キープ力を持ち合わせています。
この段階で、外面と内面との乖離がはなはだしく生じます。
そして、そのことに「罪悪感」を持ちます。「二面性を持ってしまった」「ありのままの自分でいれれなかった」ということに、です。
これは、「裏表のある人間であってはならない」という強固な一般常識のルールから逸脱したことによる「罪悪感」であり、そういう一般常識的でない
自分に対する「不信感」であり、今後の人生でこんな自分でうまくやっていけるだろうかという未来への「不安」を感じてしまうというメンドクサさ、
いや繊細できめ細かく、自己を否定しがちなのです。
刺激はほしい(HSS)けれども、傷つきやすい(HSP)。その両方を持ちながら、
自分を社会で生かしたい。求められる人になりたい。そのように激しく葛藤してジレンマを抱えているのが、「かくれ繊細さん」の姿であると言えます。
そして、この人たちは、自分と世の中の人たちとの違いが理解できず、どうしたら思ったように自分を取り扱えるようになるか、
どうしたらこのギャップによる生きづらさを解消、克服できるのか、その方法を探していらっしゃると思います。
もしかしたら、自分は鬱なんだろうか? 親の育て方のせいでこんなふうになってしまったんだろうか? だとしたら、アダルトチルドレンだろうか?
感情の起伏が激しくて、自分で自分の機嫌もとれなくて、上がったり下がったりするから躁鬱だろうか?
みんなが仲良くコミュニケーションとって気軽につきあっているのに自分にはそういうことができないし、とにかく飽きっぽい。
これって、発達障害の傾向があるのかも?
……などと解決策をあれこれ探ってみてはいるものの、いまだにこれといった解決策に至っていない。こんなことを話せる人もいないし。と、夜な夜なネット検索しているかもしれません。
その理由は、「かくれ繊細さん」がこれまでその特徴を知られていなかった、ということに尽きるのです。
「繊細さん」と「かくれ繊細さん」の違い
「繊細さん」と、「かくれ繊細さん」の違いは、大きく2つ挙げられます。
一つは、好奇心旺盛で新しい情報を常に求めている、という特性。早くたくさんの情報を得て結論を知りたいので、せっかちで気持ちがはやる。
それでおのずと早口な人が多いのではないかと考えられます。焦りやすく、落ち着きがないという欠点にもなりやすい側面です。
また、もう一つは、自分がどう見られるかに強い関心があるという点です。見た目や話し方や持ち物、服装、化粧の仕方など、
人からの印象を左右するものに対して強い関心を払う傾向が「かくれ繊細さん」には強い。
持ち前のバランス感覚や芸術的なセンス、イメージを捉える力が生まれながらに備わっている(HSP的特性)ことと相まって、
見栄えにHSPよりも強くこだわる傾向があるのは、HSPとのわかりやすい大きな違いと言えます。
「かくれ繊細さん」の人物像としては、やんちゃで気分屋で新しいことを知りたがる。大きな声で笑い、人との付き合いも活発。
やりはじめたらやめられない。でも最後までやれない。頑固。表情豊か。人前に出ることも嫌いじゃない。
リーダーや幹事を任せれば、気の利いた采配をしてくれる。けれど本人は「もう少しできたんじゃないか」と反省。
着眼点やアイデアや発想力がある。普通の人が苦手とすることをするするとやれるのに、みんなが淡々とこなせることにはつまずいてへこむ。
気にしている風には見えないのに、急に何日か伏せってしまい、人に弱いところを見せないので、周囲の人たちには気づかれづらい。
この特性を持っている方たちは、これまでずっと自分について理解することができず、正解を求めてさまよい歩く迷い人だったと言えます
性格を直したい。みんなと同じようになりたい。自分だけ浮きたくない、発言を控えるようにしよう。なぜこんなにクヨクヨするのだろうか?
気にしなければいいということはわかっているけれどもそれができたらこんなに悩んでいないのに!! ( ノД`)シクシク…
……と悩みを検索しては、「ぴったりのものがなくがっかりする」といった経緯をお持ちかもしれません。
と・・要約しても長文なので、また次に・・肝心なのは、次にまた書きますね。