やっぱりどこでも人間関係か
2021/02/11
不登校を「脳科学」から考えてみると…
湘南、茅ヶ崎シャインオブスペースです。
なんと、脳科学者の茂木健一郎先生の著書からはこんなことが・・・・
また長文にまるのでわけて書きますね。\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
日本では学校に行くことが重圧となり、苦しむ子どもや不登校の子どもがいます。かつては誰もが一定の基準の教育を受けられ、
学校に行けることがありがたい、という時代がありました。しかし時が流れ、時代とともに学校への価値観が変わる中、
コロナ禍でさらに教育環境は激変しています。
不登校を脳科学から考えてみましょう。
理屈では学校に行かなくてはいけないと思っていても、どうしても体が動かなくなってしまうことがあります。
これは脳の側頭葉の内側の奥にある、感情を司っている偏桃体の反応によるもので「フリージング」と呼ばれています。
苦しいことがあっても、最初のうちは我慢して学校に行けるけれど、あるところで脳の感情の回路が無理だという結論を出してしまうのです。ですから、
子どもが「学校に行けない」と言っているときは、脳がそのような答えを出しているため、
親は本人が言っていることを受け止めることが不登校の第一原則なのだと思います。
学校に行きたくないときは、あせらないで休むことが大切です。あせってしまうと、脳はかえって疲れてしまいますから、
極端なことを言えば一年間寝ていたっていい。人間の脳は元気になればやる気が出てくるので、それを待つのがいいと思います。
でも本当は、いろいろな生き方がありますよね。発明王のエジソンとか、文学者のヘルマン・ヘッセとか、偉大な天才たちが独学です。
能力の高い人が、必ずしも偏差値の高い学校に行っていたというわけではないんです。
英語ではユニバーシティ・オブ・ライフという言葉があり、人生そのものが大学だといいます。いろんなことを経験して、それが学びだという考えもあり、志をともにするものが集まって学び合うという場もある。学びは人の数ほどあるのではないでしょうか。
海外では認められているホームスクーリング--------------------------------------------------------------------------------------
実際に、世界にはさまざまな学びがあります。たとえば、学校に通う代わりに自宅で学習する学び「ホームスクーリング」があります。「ホームエデュケーション」「ホームスクール」とも呼ばれていて、自宅で親や家庭教師に教わる方法や、インターネットの講座を利用して学びます。
残念ながら日本ではほとんど認められていませんが、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなどでは、学校の授業の代わりとして法律で認められているんですね。私の知り合いから聞いたケースですが、あるハーバード大学の教授の子どもは、ホームスクーリングでオンラインの戦略ゲームをしていて、成績も良いということです。
つまり、学校に行かないことは引け目に思うことではないんです。
オンラインで学ぶ、自らプロジェクトを立ち上げて取り組んでいく、家でいろいろな教材を用いて学ぶ、そういった工夫を子どもの個性に合わせて展開していくことで、子どもだけでなく大人もまた成長していくことができるのです。
このような非典型的な学びの環境で育つことは、今後は当たり前のこととなっていくでしょう。
日本ではどうかな・・・続きはまた書きますね。